ビーミッシュ ミュージアム(Beamish the Living Museum of the North) (2023年5月6日)
今回Newcastleを拠点とした理由の一つ、Beamish Museumを訪れました。
しいて例えるなら「英国版明治村」でしょうか。昔ながらの街並みや様々な施設などが展示されていて、前々から気になっっていた場所です。
Beamishへは街の中心部にある「Eldon Square Bus Station」から路線バス利用。
28もしくは29系統のChester-le-Street行きに乗車。この2つは経路は異なるもののどちらもBeamish Museumを経由します。
所要時間約50分、料金は往復で£4でした。
入口にはこんなのが置かれていてテンション上がります。
開館時間の10時少し前に着いたのですが、長い列が発生。係員の人に「チケット事前購入してないなら左の列に」と誘導していただく。
しばし待って順番になったのですが、例によって私の英語力に難がある上「博物館の入場時に名前を問われる」事を全く想定していなかった為に理解するのに時間がかかり売り場の人に迷惑をかけて氏名が印刷された入場券を手にする。
こちらもネットで事前購入の方がスムーズに事が進みと思います。特に私のような人は。(自虐)
建物を抜け中に入ると二階建てのバスや路面電車が目に入る。
乗ってみたい気持ちを抑えてまずは炭坑エリアへ向かいます。
雨晒しのためか状態は良いとはいえませんが、タンクロコとナベトロ、いや標準軌だからトロではないのかな。
これを見た第一印象は「OOゲージの機関車にOナローのナベトロ連結したみたい」です。(笑)
ナローの線路もそれなりの長さで敷かれてました。
良い意味で現役のようなくたびれた感があり好ましい。
こういった雰囲気は溜まりません。
トタンの車庫の中にも何かいそうな気配がします。
これは第一次世界大戦で使われた内燃機関車ではないですか。
状態が良いのでひょっとしたら動態保存かもと思ったりしますが真相はどうなんでしょうか。
ナローゲージ鉱車セレクション。
皆様もこういったのはお好きですよね。
車庫の中には蒸気機関車が何台か保存されてます。
私好みの小型機ばかりで嬉しいのですが、狭い場所にぎゅっと詰められて置かれているので撮るのは一苦労。
あとここでも悪癖の「見るのに夢中になりあまり写真を撮ってない」状態となり帰国してから後悔。
こちらは炭鉱住宅の室内。
文化が違うので日本の炭住と比べるのはやめましょう。
学校ですね。
玉が棒に刺されている道具は日本の「そろばん」的な物でしょうか。
電車で市街地エリアへ移動。
市街地エリアはさほど広くはないのですが、いやまあ夢の中にでも紛れ込んだ感覚になりました。
しばらく街並みの中を走る路面電車やバスを眺めた後、鉄道駅へ向かうが活気がない。
本日運転なしでした。残念。
駅舎の内部を覗いたりは出来たのでまあいいか。
コレはこれでBeeching Axeを食らって廃線になってしまった直後の英国国鉄ローカル線を再現しているなと気持ちを切り替える。(笑)
当然ながらビールを1杯頂く。
プラの容器が少々残念だが美味しく頂きました。
結構歩き回り汗をかいたので、ビールだけでは脱水症状を引き起こすかもと思いコーラも飲む。
銀行の地下室。
今の若い人に「天秤に掛ける」という表現は通じるのだろうか。
電車に乗り移動。
広いのと各エリア間が離れているので、ミュージアム内を走っている路面電車とバスはアトラクションも兼ねた実用的な交通手段。
鉄道黎明期のエリアに来ましたが、こちらも動く気配なし。
この機関車が動いている姿を拝みたいです。
ナロー好きとしては奥より手前の客車が気になります。
目測で15インチゲージくらいか。何も案内がなかったので不明ですが、遊覧鉄道的なところで使われていたのかなと思いました。
今度はバスに乗り市街地へ戻る。
路面電車が時計回り、バスは反時計回りで運行してました。
電車もバスも運行頻度は多く、さほど待つ事なく乗れます。
ベーカリーとカフェ。
店を眺めたり通りを走る電車やバスを見ていたらあっというまに時間が過ぎます。
2階は混んでいたので1階に乗車。
環状運転なので気の済むまで乗れます。
なおこの日運行していた路面電車は3種類とも制覇。
電車からの眺めはYouTubeに動画あげてますので下記URLからどうぞ。
https://youtu.be/X1OrrPPAEZ8
帰りにガイドブックでも買おうかとミュージアムショップへ寄ると、他にも気になる本があったのでいくつか購入。
また行きたいですね。今度は機関車が確実に動いている日を確認して。(笑)
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